『女性九条の会』に参加している人に誘われて、地元大学の元教授で憲法学者であるB先生の講演を聞きに言った。演題は「日本国憲法は『押しつけ憲法』か?」。参加者はいい勉強ができたと感激していたが、特別目新しい内容ではなかったと少々がっかりも。
それより問題なのは、会場の(公営の)集会所を「趣味の集まり」という名目で借りたことだった。公営の集会所の管理人は、多くが教員上がりで、市の委託を受けて利用者に使用許可を与えているそうだが、宗教や政治活動に関わるような催し物には「No」というらしい。憲法や平和に関する学習会も許可されにくいのだと。会の代表者が苦心して、波風立てないように(趣味の集まりと)配慮したことを話したら、B先生突然「それはおかしいことです。私たちは法的に何も間違ったことはしてないのだから、堂々と交渉すべきです。何なら、私が話をしましょうか?」と声を大きくした。「いえいえ、今日のところは・・・」世話役の人はあわてて制止したのだった。
彼女たちは確かに「趣味の集まり」でも利用することがあり、頑固な管理人とはギクシャクしながらも折り合いをつけて、痛くもない腹を探られるような感情は避けたいという。
講演会後、残った数人と昼食を共にしながら、その話題が再び持ち上がる。
私が「あの集会所は、国民年金と厚生年金の積立金から拠出を受けて建てられたって玄関のところに書いてあったよ。彼は(教員上がりだから)共済年金受給者でしょ。その上、報酬は税金から出てる。一般市民の正当な活動を妨害しようなんざ、彼こそ市民に対する不当行為じゃない?なんなら、私が話をつけてみてもいいけど・・・市がそう指導しているなら、もっと問題だから市に言うべきでは?」と勢いで言ってしまった。
周りの反応は「・・・」
黙ってて、余計なことはしないで・・・って雰囲気で、困った顔をされた。
今日の講演会もそうだったけど、後味のすっきりしない気分。この人たちは憲法を守ると言いながら、憲法に忠実になることを恐れているように見える。
九条護憲の運動は理解できる。しかし、やり方や方向性はいまだ私の中では不燃焼気味である。護憲運動は、彼ら彼女らの自己陶酔の場で終わっている印象がぬぐえないものだから、疎外感さえ感じるのだ。
普通の人が憲法の意義を自分のこととして考えられるように現実的・日常的な関わりの中で憲法の重みを感じるよう示さなきゃ。「憲法を守るより、憲法に忠実な国をめざす事のほうが大事」という姿勢でなきゃ、いつまでたってもお飾りのままだ。これじゃ、権力者の思う壺というもの。
生存権が脅かされている今こそチャンスだと思うのに、専門家はいつまでたっても概念論にとらわれる。だから一般市民が、憲法への関心にも正しい理解にも、近づいていかないのだと思う。平和を望む人々の行動にも問題あるんじゃないかと思った一日であった。
- 2007/10/25(木) 23:15:08|
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読んでいて不愉快になった記事だ。
「志布志事件」で、無実の罪で引張った人の取り調べに「踏み字」を強要したとして在宅起訴され、退職した元警部補には退職金が支払われなくなった。元同僚の間から同情の声が上がり、県警本部を中心にカンパが始まったという。
県警は直接カンパ集めに関与していないというが、組織の中には依然として元同僚をかばい合う空気がある。カンパ集めに不快感を覚える人間が、(カンパしないと)周りから浮いてしまうという理由など聞くと、組織ゆえの腐敗の根源は温存されたままではないかと思ってしまうのだ。
事件の問題がすり返られて、形が変えられていくような気がする。
[それでもかばい合う組織・・・日本型情というものか?]の続きを読む
- 2007/09/23(日) 09:27:15|
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第二次大戦末期、ナチスドイツによる出入港禁止措置のため、オランダの一部の地域では厳しい食料難に陥った。食料配給は大人1人当たり1日700kcalという状況。人々は食料を求め奔走した。この時期を『オランダの飢饉』と呼ぶ。
その頃に生まれた子どもや、成長著しい幼児期を過ごした人のその後の疫学調査で、注目すべき事実が示されているという。
[『オランダの飢饉』食糧難の影響は半世紀以上の時を経ても無関係ではないのだ]の続きを読む
- 2007/09/19(水) 21:22:00|
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情けない数字である。我が県の現在の政党支持率は「自民31%、民主21%、公明2%、共産2%、社民2%」とあった。前回、前々回の参院選の時からすれば、与党支持率は落ちているとは言え、全国的な政治意識からは遠く離れている。しかも、政治に関心がないと答えるのは圧倒的に若者(特に20代)で、選挙に行くかどうかも定かではないという。もう、何をかいわんやである。
[子どもの学力より、我が脳力を鍛えよ]の続きを読む
- 2007/07/21(土) 15:12:19|
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プロの日本男子ゴルフツアーで優勝した途端に、一躍有名人になった石川遼君。謙虚でまっすぐな性格はたとえマスコミの誇張があったにせよ、暗いニュースの多いこの国には一服の清涼剤となっている。だけど、
この人が、あからさまに有名人を利用するのには、吐き気がしそう。
[「はにかみ王子」も政権PRにご利用ですか?]の続きを読む
- 2007/05/24(木) 14:15:00|
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入院中の義母を見舞うため、夫と山道を通って故郷に帰った。新緑のグラデーションは雑木林ほど鮮やかに輝く。対照的に人工林はハゲ山が目立つ。最近輸入木材が高騰して、国産木材の需要が伸びてきていると聞く。ハゲ山はその影響なのかもしれない。
[国産木材需要増も喜ばしくない時代の変化]の続きを読む
- 2007/04/30(月) 15:07:26|
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(皆が皆そうだとは限らないが)人は有名になったり、偉くなったりすると体制派に組み込まれていくようである。(誰々とは言わないが)かつては気骨のある、たくましいことを主張していたのに、気が付くと、いつの間にか「あれっ?正反対のことを顔色一つ変えずに話しているじゃない?」って・・・だから人間なんて信じられないの。
[権力に擦り寄っていくことでしか生き延びられないのが格差社会か?]の続きを読む
- 2007/04/13(金) 07:00:00|
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「従軍慰安婦問題」オンライン・アンケートでは、謝罪必要なし、従軍慰安婦問題そのものの事実にも否定的、という回答が多かった。まるで、安倍首相に同調する人間が1人何役かで、アンケートに何回も答えたかのようだ・・・と私は見る。オンライン・アンケートの信用度はいまひとつだから。
[「従軍慰安婦問題」オンライン・アンケートに疑問]の続きを読む
- 2007/03/15(木) 21:18:58|
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無罪が確定した「志布志事件」の検証記事が目につく。冤罪事件とは無関係だと思われる我々の日常も「ある日突然、犯人にされるかもしれない。そんな可能性を否定はできないのだ」と思った。個人の無力はその時初めて思い知らされるのだろう。空恐ろしいことだ。
[「志布志事件」 過疎地の憂鬱、弁護士不足]の続きを読む
- 2007/03/15(木) 16:19:00|
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柳沢厚生労働大臣の「女性は産む機械」発言や伊吹文部科学大臣の「人権メタボリック症候群」発言は、海外のメディアにも取り上げられたけれど、他国の人々の直接の反応はよくわからない。一般市民はあまり気にしないのかなと思いきや、そうでもないのでしょうか?
[日本の政治家の発言は「日本人の価値観を代表する」と思われても仕方ない]の続きを読む
- 2007/03/02(金) 22:37:29|
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