感染性胃腸炎、すごい勢いで流行中

今流行の感染性胃腸炎の感染力は相当に強い。
小学校教諭の従妹が「ひとり胃腸炎を発症したかと思ったら、ドミノ倒しのようにバタバタと移っていく。手洗いをしっかりといくら言っても、水が冷たいから子どもたちは濡らす程度の手洗いしかしないので、予防も難しくて・・・」と漏らしていた。

患者として通ってくるある医師はアルバイト先の病院の1病棟が感染性胃腸炎で閉鎖になったと話してくれた。「その病棟に行こうとしたら、防火扉が閉まっているんだもの。職員も何人か倒れたらしいけど、みな缶詰状態だ。」

インフルエンザの流行が例年より早いと脅しのようにテレビで報道するものだから、ワクチン接種を求めて暗示にかかったかのような患者の数が一気に増えた。日頃から気にかけている人はとっくに済ませている。連日感染性胃腸炎の患者が押しかける外来はワクチン接種を待つ人とが合い混じって、予防と治療が一緒くただ。

こんな小さなクリニックに、多い日はワクチンだけで100人以上が押しかける。日曜・祝日も終日診療し、かつ接種料を他より安価に設定していることもあり、11月後半から12月にかけての当院の外来はさながら戦場のようである。

処置室の一角で嘔吐している患者と同じ空間で、注射を待って袖を捲り上げている患者がいる。時には家族数人で並んで待つ。少し余裕があるときは「寄り道しないで早く家に帰ってしっかり手洗いしてください。病院はきれいなところではないのですよ」と声もかけるが、注射マシンと化したスタッフは疲れきって一人一人に注意する余裕などない。片方で「高熱だ、嘔吐だ、下痢だ」と続けて患者に接した後は、自分もうつされたような気分になり、帰宅しても食事がのどを通らない。

ワクチン接種のピークが過ぎて、ああやれやれと思ったら、ワクチンを打った患者が感染性胃腸炎や風邪で再来する。予防はもっと時期を見極めなければいけないということだろう。

冬休みが間近。列車や飛行機で移動するシーズンはインフルエンザが急激に増える。
「たくさんの患者を相手にして、先生も看護師さんもよくうつらないですね」と言いながら「病院の方が元気でいてくれなきゃ私たちが困りますもの」と念押しされた。
「並みの手洗いをしてません」っていうことです。少し変かなと思ったら、早めに薬を飲んで休むんです。
自分の身体に合った薬は自分が一番良く知っている。そのためにも、専門家としても、薬の勉強は欠かせない。

ちなみに、院内感染とは、職員100人のうちの99人に感染防止の徹底が成されたにしても、残りのたった1人の不潔操作によっても起こることがある。スタッフの感染防止は自分自身を守ることと同時に患者から患者への感染媒介者にならないことであるから、医療従事者の感染症対応にはきびしい責任が付いて回る。
蛇足ではあるが、感染症予防対策にかかる費用負担は20年も前からすれば何倍も増している。医療の目に見えない部分のコストをケチるようであれば、しわ寄せを受けるのは患者自身であり、そういうことも分からない医療行政が臨床の現場のリスクを高めているのでもある。


予防に勝る治療法はないけれど、万が一流行期の感染症にかかってしまったら、『休養』が最高の薬であることも付け加えておきたい。

  1. 2007/12/13(木) 12:11:57|
  2. 医療 

『NHKの世論調査』の電話があった

今夕、NHKの世論調査の電話があった。

そう言えば3年前、参議院選挙終了後に共同通信社の世論調査の電話を受けたことがある。電話を取った私に、相手は世帯の構成を聞いてから「夫に代わってくれ」と言った。あの時は「なんで私じゃダメなのさ」とムッとしたけど、今日の調査でそれはなかった。ただ「世帯の中で何番目の年齢か」は聞かれた。

回答例が用意されている調査は、苦手である。
「福田政権を支持しない理由を選べ」と、5つだか6つだかの回答例を挙げられたが、「理由はそれ以外で」と返事をしたら、「この中から選んでくれ」となかなか厳しい。それに早口だし、受話器の向こうで何を言っているのか聞き取れないお年寄りもいるに違いない。理解できないまま答えている人がいるかもしれない。
結果は、明日か明後日の「ニュース7」で放送すると言う。調査に答えておいてこんなこと言うのもなんだけど、NHKの世論調査にあまり関心はない。
  1. 2007/12/09(日) 21:35:10|
  2. つぶやき

「通信・放送法改正」のねらいは、政治的中立性を求めたネット規制

「放送による表現の自由を確保すること」を目的とした放送法の改正案が、2010年の通常国会に提出されようとしている。まずは既存メディアのネット配信の表現規制が挙げられ、政治的中立でないと削除を求められる。 [「通信・放送法改正」のねらいは、政治的中立性を求めたネット規制]の続きを読む
  1. 2007/12/06(木) 22:17:54|
  2. この国の行方